
 シェラックとは?

シェラックとは、ラックカイガラムシ(*01)が豆科・桑科の樹木(*02)に寄生して、樹液を吸って体外に分泌した樹脂状物質です。
樹木の枝に多くの虫が群集するために樹脂層が一塊りとなって棒状となるので、スチックラック(*03)と呼ばれています。
スチックラックを粉砕し、ふるい分けをして水洗し軽い虫殻や木質、水溶性色素などを除去したものはシードラック(*04)と呼ばれています。水溶性色素は回収されてラックダイと呼ばれ、食用色素や染料として使用されています。
シェラック(*05)とはシードラックから精製した天然のポリエステル樹脂です。
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 シェラックの製造

通常のシェラックは、溶融状態や溶液状態でろ過されて精製される(*06)。そして、シェラックロウを除去していない含蝋品と除去した脱蝋品があり、シェラック元来の天然色素を漂白、あるいは脱色したものがある(*07)。
漂白シェラックは、アルカリ水溶液でラックを溶解させて、次亜塩素酸ナトリウムで漂白し、無機酸でアルカリを中和させてシェラックを沈殿させることによって、製造される。漂白脱蝋シェラックは製造過程の間で濾過によるワックスの除去で、得られる(*07)。
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 シェラックの特性
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| 1. |
天然樹脂としては唯一の熱硬化性樹脂です。
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常温でアルコールにゆっくりではあるがよく溶ける。そして、熱に容易に溶融するが一度熱硬化したあとは、熱や溶剤にも侵されなくなる。
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| 3. |
強靭な耐油性。
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電気的に不導体である。
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| 5. |
すぐれた耐摩耗性。
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ワニスで塗布されたシェラックの薄い皮膜は、光沢にすぐれ、耐摩耗性、密着性、耐久性に富んだ円滑な表面を形成する。
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| 7. |
水に不溶であり、アルコール以外の有機溶剤にもほとんど不溶または膨潤するだけである。
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